8月8日(日)

  • ライムスター

 日本のヒップホップの重鎮。眉に唾つけながら観たのだが、いや驚き! 普通に楽しめました。気負いないスタイルや聞き取りやすい日本語は、彼らが我流でこの道を開拓してきたのであろうことを如実に示すような気がします。

 さして新しい音ではないと思うのだけど、吐き出し方がハンパじゃない。正真正銘のロックンロールも、彼らにかかれば特別なものに聞こえてしまう。紛い物のロックンロールやらガレージロックやらに毒された若者が多いだけによけいに。。とはいえ、先見性のある音楽ではないが。

 いや〜、驚き。悪い意味で。あまりにもショボくて…。なるほど上手いバンドだけど、音も悪いしパフォーマンスも中途半端だし。しばらく我慢していたが、最後には憤りを覚えてしまった。。

  • エイメン

 メンバー総入れ替わりで復活を遂げたエイメン。初来日のアストロホールがあまりにも凄まじすぎて、以来私のなかで神格化されつつあったバンドなのだが、新生エイメンは、ギターの音がフラットだし、ドラムは走り気味だし、ちょっと違和感。。フロントマンのケイシー・ケイオスのキレっぷりは相変わらずだったが、過去の記憶が邪魔をして素直に観られなかったところも。ん〜、微妙だ…。ところでケイシー、舞台上で何やらゲロゲロやってたように見えたのは、私だけ? ま、彼のことだから何やっても不思議じゃないんだけど。

 ハウスとテクノの区別がつかないというアホな私に、ある友人が「ハウスは、リズムの安定感の上に成立するダンス音楽」と説明してくれたことがあった。その意味では、ブンブンはむしろハウスなんじゃないか?(いや、たぶん違うと思うけど…)。それくらい、予想を裏切らず、かつきっちり踊らせることができるのが、ブンブンサテライツの良さだとあらためて実感。加えて、ロックンロールの疾走感もうまく取り入れ、ディストーションもきれいに効かせ、段取り良くテンションを上げていく技量はすごい。何の驚きもない音楽なのに不思議と高揚することに驚いた。あと、ギター&ヴォーカルの川島くんが、カッコイイです。

 久々だなあ、マッドのライブ。ずいぶん前に観たきりだから比較はできないが、ものすごく筋力をつけたような印象。ヴォーカル、KYONOの太い声があったからこそ、海外でも通用するんだな。どことなく風格の漂う堂々たるライブ、文句のつけようがありません。

 へえ!こんなに人気あるんだ〜。と思いつつ観戦。途中、寝てしまったりしたが、ショウとしては面白いものだった。音楽としては…、やっぱよくわかりません。。嫌いじゃないんですけどね。聴き方がわからないんです。