最近、業務連絡以外のメールが来なくなった。おかげで携帯使用料はめっきり減ったが、いいんだか悪いんだか。メールくらいこっちから出せばいいんだけど、何を書いていいのか分からないし、先方の事情なんかを知っている人ならなおさら言葉が出ない。ましてやTELなんてあり得ない。というわけで、アウトプットをほとんどしない毎日。出さないことには入らないというのが人間の常。あまり新しい音楽を聴く気になれず、ライヴハウスからも足は遠のき、地味に生きています。

 で、今日はウチで仕事しながら、7月14日の東京追加公演の予習に…と、UAを聴きまくる。UAは『アメトラ』で脱落したのだけど、『SUN』と、今のツアーの東京初日が思わず笑っちゃうくらい素晴らしく、数年間離れていたのは間違いだったのかも…?と、ちょっと後悔していた。けど、あらためて過去の作品を聴くと、やっぱ今の方が断然いい。声の張り方も違うし、何というか、砂浜を駆ける爽快感みたいなものがある。空気が澄んでいて、音がニコニコしている。例えば、空気が澄んだ土地で録った音は抜けが抜群に良かったりするものだが、その感じをまったくスタジオの中の作業で完全にパッケージングしてしまったというのは素晴らしい。もちろんバックが凄すぎ!ってのもあるけど、UA自身が素っ裸で彼らとやり合うだけのものを持っていないと、あそこまでのコラボレーションは無理だったはず。 
 デビュー当時のイケイケUAは当時も今も好きなんだけど、それ以降は作品は、曲は良いがどこか気詰まり。あくまでも『SUN』を気に入ってしまった耳で聴いた場合…と前置きしなければならないとはいえ、「隅々まで気を使って作り上げました!」感が、ちとキツい。笑えないもんなあ。今みたいに。