下書き*1をする時間の余裕がないのでうまく書けないと思うけど…。
 先日、ほとんど音楽には興味のない知人と輸入盤の話をしていたのだけど、たまたま新聞記事でその話題は知っていたそうで、けど当然理解などできなかったようで、何故ああいう法案になるのか、何が悪いのか、何に反対しているのか、まるで分からなかったとのこと。で、説明を始めたわけだけど、これが難しい! 何というかもう、まず「日本のアーティストのアルバムって、アジアとかから逆輸入したりするんですよ」「へえ!」「で、そっちの方が安かったりするんですよ。まあタイトルが微妙に中国語だったりもするんですけどね」「ははあ、なるほど。それはレコード会社も困るよね」「ところが、それを規制するという名目だったはずが、いつの間にか輸入盤もダメってことになってですねえ」「何故?」「いや、実は輸入盤とひとくちに言っても3種類あってですねえ」…(以下略)…キリがない。
 という具合に、つまり好きな人たちが集まって勝手知ったところで回っていた世界が、こんなふうに法律を持ちだされることで外の世界に触れてしまうわけで、そうなると今まで何となく容易に分かりあえていたことが全然通じなくなってしまうわけで。
 で、あれこれ説明するうちに何だか変な気分になってきたりもする。なんかアレ。自分の部屋とか引きだしの中とか見られているような感じ。こんなところまで他人を引き入れてしまわなきゃならないなんて…、って感じ。なので、今回の法案に関してはやっぱり、無理やり他人の土俵に引っ張り出されたような不条理さがどうしてもつきまとうのであった。だからこそ、垣根を超えることができる言葉を使えた者が勝つわけで…。自分にはそういう言葉はないなあ、とあらためて立ちすくんでしまう今日この頃なわけです。
 にしても、高橋健太郎さんが日記で書かれていた「ポップ」な感じ、オバグラ(http://overground.kissweb.jp/)で出した号外(http://members3.jcom.home.ne.jp/odaq0731/importcd.pdf)はけっこういい線いってたんじゃないだろうか?と自画自賛(笑)。
 攻殻機動隊、見なきゃならないのでこのへんで。今日が最終回(泣)。

*1:なんて普段からあまりしないんだけど…