5月9日(日) ISIS@今池HUCK FINN(in名古屋)

 えっ!名古屋って!?
 って感じですが、実は今日(10日)の東京でのライブが仕事で無理なため、前日に名古屋まで行きました。滞在時間にして17時間30分。ライブ以外の時間はひたすらホテルで麦酒飲みながら有線放送で80年代ポップスを聴きまくっていたという自堕落ぶり。いや楽しかったっす。
 ライブハウスは、サイクロンを一回りか二回りくらい小さくしたような規模。舞台のすぐ隣が楽屋で、しかも扉を開けるとフロアから丸見えだし、楽器の搬入・搬出にもフロアを通らないといけないし、扉には「出演者のみなさまへ」という張り紙があって、「打ち上げ会場への移動は静かに速やかに」とか「ダイエーの前の道は通らないように」とかいろいろ書いてるし、アットホームと言えば聞こえはいいが、裏も表もない感じ。…つうか、アイシスって、その程度? ちょっとショック…。来ているお客さんはみな地味な学生さん風で、好感持てたけどね。
 最初は、東京代表「ENVY」。演奏は良かったけれど、音がかなり悪かったし、客とも噛みあっていなかった。その雰囲気がどうもお気に召さなかったようで、ヴォーカリストは「海外でしょっちゅうライブをしているけどこんな感じじゃない」みたいな、イヤミとも自慢とも取れる発言を繰り返していて感じ悪かった。演奏が終わった後、近くの数人がいたく感激していたし、かなりの人がTシャツを買っていたところを見ても、決してしらけていたわけではなかったのにね。
 続く「27」。ダークというよりダルイ感じのこのバンド。性質の悪いダブ!?というか、ダブって何?という疑問がムクムクと湧いてきた。ド真ん中ではないが楽しめた。
 ラストのアイシスではさすがに会場からも歓声が上がりはじめ、温度も上昇してきた。何より音が格段に良くなっている。もう少し馬力のある音が出ればもっと良かったが、前の2バンドから比べるとこれくらいが限界か?という程度ではあったので良し。ナマで聴くとギター1台1台の音が手に取るように分かる。ベースの働きぶりも。1つの曲がうねりながらもゆっくりと着実に進行していく様には、確かな歩みというか、前向きなものを感じる。音自体はネガティブなのに。たぶんそこいらへんがニューロシスとの違い。…かな?
 メンバーの1人がモグワイのTシャツを着ていた。そういや確か一緒にツアーしてたんだっけ。アイシスモグワイって、似ているようでとても違う。モグワイはハイドラヘッドには絶対に入らない。どこが違うんだろう? ウチに帰ったらモグワイを聴き直してみよう。ちなみに、(昔の)ケイヴ・インのTシャツを着ているのもいた。ハイドラヘッドでのかつての同胞だからなあ〜。今のケイヴ・インについてはどう思っているんだろう??