5月14日(金) イカルス・ライン2

 で、今日も行ってしまいました…。客入りも充分だし、盛り上がってたし、何といっても普段は無表情(あるいはやや不機嫌)なヴォーカルが、フレンドリーだったのが驚き! 口数もやや多かったし(というか、喋るんだ!?って程度だけど)、少し笑顔すら見られた(ニヤって程度だけど)。演奏は1日目と同じくらい素晴らしく、客入りに左右されないなんてカッコイイと思ったりした。ただひとつ違ったのは、最後の曲が終わった時にアンプを倒したこと。初日はさすがに我慢したらしい…。
 ギターのうちの1人は、きっぱり「ノイズ担当」と言っていいようなエグい音を出しまくっていて、アクションもまるでデリンジャーエスケイプ・プランをアドリブでやったような感じ。要ははちゃめちゃなのだが、かといって後の1人が締めているかといえばそうでもない。しかし、一度きっちり作り込んでからあえてぶっ壊したようなだらしなさなのであって、初めっからぐちゃぐちゃなわけではない。そのあたりが快感につながっているのだろうと思う。妙にドラムの音が大きいのは、ドラムがこのバンドの最後の砦みたいな役割を果たしているからだろう。決壊寸前のジャンキーな音楽。そこに少し浮世離れしたヴォーカルが入ってくるから、これまた楽しい。ホント、いいバンドです。