ジェームズ・チャンス&ザ・コントーションズ@代官山UNIT

 前座が、RECK+中村達也+大友良英。ニュー・ウェイヴ・トリビュート『Fine Time2』完成記念イベントで話題をさらった最強ユニットが、再び見参。前回はいろんなコピーを交えて試験的にという趣だったけど、今回はすべてフリクション。ボトムばかりが強調される下ぶくれな音響には若干不満が残ったものの、演奏自体は前回をさらに上回る緊迫感。途中から入ったので、冒頭の大友さんのターンテーブルは聴き損ねたのが何より無念だけど、この3人のマジっぷりを堪能できただけでもよかった。
 
 で、コントーションズ。初めて観るのでどこまで期待していいのかわからないが、そこらのロックとは比べものにならないくらい、存在自体がカッコイイ。『NO NEW YORK』裏ジャケの写真(喧嘩で顔が腫れ上がったヤツ)で見るような尖った目つきはもはや窺えなかったけど、年齢を重ねた人でなければ出せないオーラとかふてぶてしさは充分感じられたし、すーっごく楽しめた。現役感というのとはちょっと違うけど、いわゆる同窓会みたいなノリじゃなかったのが何より。でも、自分があと10年歳をとっていたら、また違った見方になったかもしれないな。。