Fine Time2リリースパーティー@新宿ロフト

 到着すると、既にフロアには熱気が充満していて異様な感じ。ちょうどポリシックスの林くんのDJ。雰囲気に馴染めずウロウロしていると、突然妙な電子音が。。


 と思ったら、ヘアスタイリスティックスこと中原昌也。もっと殺伐とした感じを想像していたのだが、意外にも音が丸い。でも、カラーボールがピョンピョン飛び跳ねているような印象で、相変わらず人の心をざわつかせるのが上手い人だ。体調が悪かったそうだけど、力で勝負するタイプの人じゃないから、全然問題なかったんじゃないかと思う。おもしろかった。


 で、ブリノイにも来てくださったコウキさんのDJをBGMに、最前列付近でスタンバイ。


 トリは言わずもがな、RECK+中村達也+大友良英という初顔合わせのセット。なんかわかんないけど、興奮しまくってしまう。いやあ、素晴らしい! RECK側に立っていたのだけど、一挙一動がいちいちカッコイイ。そのRECKに噛みつかんばかりの鬼気迫る表情で叩き続ける中村達也もスゴイ。音が硬い。手数の多さもさることながら、一音一音に魂がこもっている感じに圧倒される。で、そこに顔を上気させた元・ロック少年が一人(笑)。大友さんの嬉々とした表情に、こちらもつられて嬉しくなる。いつもは大脳から音を発しているような人だけど、この日は終始、脊髄反射。とはいえ、さすがに音の響かせ方、広げ方をよくご存知で、唸らせる場面も随所にあった。3人が3人とも、純粋無垢にロックが好きだったあの頃と、そこから磨き上げて今に至った過程の両方が垣間見える、説得力に満ちた音を鳴らしていた。やっぱ、図抜けていたなー。一夜限りにしておくのはもったいなさすぎ!だと思うんだけど。。