相変わらず自己主張の激しい私の背骨。今朝はピキッを通り越してドツンと殴られたようなダルダルなようなひどい有り様で、とりあえず這って風呂場まで行き、熱いシャワーでほぐして、サロンパス貼って(これが難しいっ!)、どうにか行動の自由を得た。という情けなさ。ふう〜。とはいえ、身体のまっすぐの線を少しでも崩すとバシッと疼痛が走るという現象は、ちょっとしたスパルタ教育のようであり、案外悪くないのであります。つうか、はよ病院行け!ってか?

 そうそう、ある人から借りてまだ感想言ってなかった。アラメイリマン・ヴァサラット(トルクメニスタンの泥臭ジャズロック←この説明、ちょうだいしました!)。えっと、個人的にはカチっとしたものって、苦手なんですよ。根がだらしないもので。どこか壊れそう…とか、形が定まらないけど何か吐き出してる、とか、そういうものにグッときてしまう(キュアーとメルツバウはそこで繋がるかも?)。それでいくと、このアラメ〜(以下略)は、かなりカチっとしていて、しかも“泥臭い”というかダサい。で、最初は何だかなあ〜と思ってたんですよ。プログレ好きな人って、こんな感じなのかな?とか思いつつ。でも、聴いてくとどんどん、変!って感じに陥っていくんです。自分ではまっすぐにでんぐり返ししているつもりが、気づいたら遠く軌道を外れていた、みたいな。それでももはや止まることができず、むしろ加速してしまう、みたいな。たぶんご本人たちの意図せざる逸脱なんだろう。そう思うとけっこう面白くて…、いや、これは正しい聴き方じゃないのかもしれないし、貸してくれた彼は今ごろムっとしているかもしれないけど。ごめん。

 民族音楽とか辺鄙な場所の音楽って、たまに知識欲で聴いているんじゃないかと思う人がいるけど、まあ構わないんだけど、個人的にはちょっと引いてしまう。「癒される」とか言う人もいるけど、それもよく分からない。“旅行気分”とか“珍しいから”とか言われる方がよっぽどしっくりくる。“ルーツ”だとか言われても、その限りにおいてはお勉強でしかないわけで、ちょっとつまんないな、と思ってしまう。

 というわけで、このアラメ〜(以下略)は、とにかく無邪気に楽しもうと思ったわけです。で、まんまと楽しめたわけです。ありがとう。長くなりました。

 あ、ちなみに、SUGIURAMは、以前フジロックの屋台でタナソウさんがDJでかけていて、ベロベロに酔っぱらった身にはとてつもなく気持ち良かった、というのがきっかけ。名前だけは知ってたけど、こんなに楽しいものかと思い、ウチに帰ってあらためて聴いてみたら、上手いんだこれが! まあ普段はほとんど聴かないですが、彼の胸キュンなら期待できます!