UA@リキッドルーム恵比寿

 先日のすみだトリフォニー・ホールに行けなかったので、リベンジ。出来たてホヤホヤのリキッドルーム。案内されるままに2階に行くと、そこは広〜いロビーになっていて、ドリンクバーの他に、CDやら雑誌やらが売っているスペースとか、ちょっとしたバーみたいなのとかがあって、妙にハイセンスな感じ。居心地は悪くないけど、普段そーいう会場にあまり出入りしないもんだから、どうも調子が出ない(笑)。ホールはいったん2階のロビーに上がってからまた階下に下りていくという構造。そこもロビーがわりと広め。フロアの基本的な造りは歌舞伎町の頃とほぼ同じ。

 今日はまあセレモニーみたいなものだろうし、今の演奏スタイルとライブハウスって折り合いが良くなさそうだから、ライブは正直あまり期待しなかったのだけど、意外なほど楽しめた。業界人みたいな人が相当多かったせいか、混雑しすぎていたせいか、あんまり踊りだす客とかはいなかったけど、UA自身は完全にフロア仕様。とにかくテンションが高かった。楽しそうだった。私が行った東京初日は、やっぱ今から振り返るとちょっと硬かったから、今日みたいな無邪気なUAが観られたのは何より。たぶんアレンジもライブハウス仕様だったのだろう。全体的に大味で、かなりアゲアゲ。かなり激しいセッションを繰り広げる場面もあって、気持ち良かった〜!

 にしても、普段ああいうセッションって、小さいライブハウスで生音に近いシンプルな音で聴くことがほとんどだから、ああいうパンチの効いたというか、演出の一部として修飾されたフロア用の音で聴くと、ちょっと面白くて興奮した。PAさんの尽力のおかげか、あれだけたくさん楽器があってもひとつひとつの音がちゃんと分離しているし、細部までちゃんと聴き取ることができたのが良かった。あと、低音に比重が置かれていたせいか、ベースが殊の外カッコ良くて、グっときた。

 というわけで、背中がピキピキ痛いし、仕事はあるし、実はちょっと気乗りしなかった今日のライブは、とっても楽しめたのでした。

 しかし、ただひとつ難点が。それは、女性たちが…それも南国風の涼しげな女性グループがほとんどだったこと。私、すっかり浮いてました(汗)。