4月28日(木) EDGE OF CHAOS@新宿LOFT

 ロフト5周年記念イベントということで、計4組のエントリー。最初のDJ BAKUは何をどう楽しめば良いのか分からないままぼんやりとやり過ごし、本命その1、HEADRUSH! 灰野敬二(不失者)、RECK(フリクション)、PILL(デルタピュ−レ)というお歴々によるもので、私は今回が初めて。期待通り凄まじい轟音でした。もっとも、意図的にスピーカーの近くで観ていたから当然といや当然なんですがね。身体中に容赦なくぶつかる音に包まれての一時、幸せでした。灰野さんはこれまで、わりとシュールなインプロを多く観てきたせいか、今日はとても楽しそうに見えた気がしました。へえ〜、ロックじゃん!って感じでしたね。ただ、もうちょっと長くやってくれても良かったかな。今日の感じであと2セットくらいは聴きたかった。…と思っていたら、前回のHEADRUSHは、もっと長かったと聞き、ちょっと悔しかったり。いやいや、それでもそこらのロックとは訳が違う! 良いものを観させていただきました。
 続くDJも友人たちと談笑しながらやり過ごし、本命その2、レンチ。これも文句ナシに凄かった。気合入ってたなあ〜。展開といい熱量といい申し分なし。あれだけエフェクターをガンガンに効かせているのに、ちゃんとバランスの取れた高揚感を出していて、上手いなあと思う。クールダウンする暇もなく疾走。楽しかった〜! 冒頭3曲くらいは空回りっぽかったし、ボリュームも出し切れていなくて心配したけれど、杞憂でした。
 終わると既に23時過ぎ。お腹もすいたので、さっさと家路につきました。新宿駅周辺にはまだまだアホみたいにたくさんの人がいて、素人バンドが路上でニルヴァーナの出来損ないみたいな曲をやっていたり、ホームレスのおじさんが道路の真ん中でコンビニ袋片手に交通整理をしていたり(何故?)、酔っ払いがゲーゲーしていたり…。相変わらずCHAOSな街でした。